銀行は総量規制対象外

消費者金融を管理する法律として貸金業法はあります。消費者金融が登場して広がり始めた時に、それを管理する法律として立法化されたのです。ただし、何も餌がなくては法律で規定しても登録してくれないので、みなし弁済という餌を作りました。このみなし弁済では、利用者が同意の上で支払ったのならば利息制限上の上限金利を超えても、正当な金利とみなす、とされていたのです。このみなし弁済の規定があれば、国のお墨付きで営業が出来るので消費者金融は喜んで登録したのです。後にこのみなし弁済の規定は違法であるとの最高裁の判断が下され無くなりました。この時に消費者金融が抱えていた多重債務問題も合わせて法改正の舞台に上げられ、総量規制という規定を新たに設けたのです。総量規制では利用者一人の契約できる融資枠に制限を設ける事で、多重債務化を未然に防ぐ為に規定されています。

 

 

しかし総量規制が施行された当初、既に総量規制を超えてしまっている利用者が数百万人いると言われ大混乱となってしまいました。一部は返済に困り闇金やその他の違法な金融業者に流れ、また債務整理する人も急増してしまったのです。総量規制は一定の効果が認められますが、利益が薄くなってきた銀行がキャッシングに参入し始めて状況は変わりつつあります。銀行は貸金業法の管轄ではないので総量規制の対象外とされているのです。総量規制の対象の債務を持っていても影響を受けませんので契約出来ますし、銀行のキャッシングを利用していても消費者金融は気にすること無く契約出来てしまうのです。救いなのは銀行のキャッシングが審査が厳しく誰にでも簡単には契約出来ないので、以前のような安易な多重債務化はなくなりつつある事です。